子供の成長はある日突然
2歳と3歳の年子姉妹、まだまだ子育てが楽になったとは言い難い。こだわり、偏食、イヤイヤと親も相変わらず試行錯誤中だ。
そして、日々のバタバタで忙しくしているうちに子供がある日突然成長していることに気づく。言いきかせても、励ましても、怒ってもできなかったことがある日突然できるようになる。
偏食とはいえ、食べられるものは増えてきたし、食わず嫌いな長女も嫌でも一口食べてみるということが少しずつできるようになった。次女の怖がりも少し減って自分で少しずつ親から離れた世界を広げていけるようになっている。
振り返ってみれば、二人ともバギー嫌いの時期が長く、抱っこ紐でよく出掛けていたもの。バギーに乗せると、この世の終わりかと言うほど泣き叫んでいたものだ。
長女のときには、回りのおとなしくバギーに乗っている子達を見て、
『なんでこの子はバギーに乗ってくれないんだろう』
と、結構本気で悩んでいた。次女のバギー嫌いもそこそこ長かったけど、悩まなかったのはいつか終ると分かっていたからかな。
長女の2歳の誕生日にスクーターを買った。乗りたがるけど10メートルも乗れば満足で放り出す。下の子の手を引いてバギーを押し、スクーターを追いかけるのは無理だし、担いで歩くのも負担なので玄関に置きっぱなしになっていた。
それでも同じ年齢の子がスイスイ乗りこなしているの見ると時々練習させてみるのだが、へっぴり腰で下ばっかり見てるので方向転換もうまくできない。おまけスピードは歩くのよりも遥かに遅いという。。。スクーターが悪いのかなと思って買い直しても一向にうまくならない。
それが、本当にある日突然、ここ1週間ほどの間に軽やかに乗れるようになったのだ。スピードもグングン上げてこぐし、下り坂から勢いをつけて降りてくるし、余裕で蛇行運転なんかもしている。
きっかけは、スクーターに紐をつけて引っ張ってみたこと。手で引っ張るのとは大違いで、スピードがつくし、方向転換も滑らかにできるので、コツが分かったみたい。
今行き詰まっている問題もある日突然解決されるんじゃないかと楽観的に思う一方、親として悩む日々は続く。
